かも川館の歴史はいまから70年ほど前にさかのぼります。創業者、青木九一は東京での修行を経て、戦後間もない長岡の表町で魚屋をひらいた後、すぐに料理屋をはじめました。九一の素材へのこだわりと味は評判を呼び、三十帖ほどの座敷を二つ持つ料理屋として発展していきます。初代ゆずりのかも川館の伝統は、材料へのこだわりと満足を提供するための上質さの探究心にあります。今でも仕入れを板前のこだわりに任せ、お客様からのおほめの言葉を最優先する。おかげさまで、かも川館が「長岡随一の料亭」と評される由来は、創業以来の精神にあると考えています。
時代は恒に変化しうつりゆくものではあっても、古き佳き時代の料亭として変わらぬおもてなしの心でお迎えいたします。
四季折々の旬の素材を吟味し、板前の丁寧な仕込みでお客様にお出しするお料理。
ご利用のシーンに合わせてお席を整え、白足袋で立ち働く仲居の姿。
長きにわたって育んできた伝統を忘れず、新しき流れを柔軟に取り込みながら、お客様の大切な「時」をお手伝いいたします。